ルールの改変、用具の改良に伴うスポーツ中の運動強度について


キーワード:風船バドミントン、運動強度、心拍数



小崎 浩信
通常の運動強度では行えない人にも、安全で楽しくスポーツを行ってもらうために、ルールや用具を変更することで運動強度を変えることが可能かを検討し、高齢者施設などの現場で行う際の一資料を求めるため、当センター学院同課程及びその職員の男女5名(平均26.6±4.8歳)にバドミントンシングルスゲーム、混合ダブルスゲーム、そしてシャトルを風船に変えて行う風船ダブルスゲームを行った。各運動中の心拍数を測定し、その心拍数の変化に対する運動中の万歩計カウンター数、主観的運動強度、運動に要した時間及びその時の得点との関係を考察した。使用する道具を変えることで技術の差が補われ、比較的低めの心拍数で風船バトミントンを行えることが示唆された。このことから、より体力レベルの低い高齢者や、障害を負った人に対しても、ルールを改変したり用具を改良することによって、運動強度をコントロールできると考えられた。

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