第17号 2002年2月1日発行
リハビリテーション体育学科
同窓会会報  第17号
〜平成13年度同窓会報告号〜


2001.7.21 懇親会にて


リハビリテーション体育学科
同窓会会報  第17号
〜平成13年度同窓会報告号〜

CONTENTS

1.第8回リハビリテーション体育同窓会報告
・発表会1
・発表会2
・座談会
・定期総会

2.学院情報
・10期生卒業研究テーマ・ 実習先

3.会員掲示版
・日本リハビリテーショ ン体育士会と学院に対しての要望書について
・2001年度現在のリハ 体育同窓会の現状をまとめた報告書作成について
・リハビリテーション体育学 科カリキュラムに関するアンケート結果

4.会員活動報告
・ハイニー・グッドラン ウィー ルチェアーマラソンワークショップ参加記
 

・編集後記




 
 

第8回 RS同窓会 会員発表会 第1日目
平成13年7月21日(1日目)
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1.発表会T        座長:服部(3期生)

(1)施設紹介、近況報告

1)「はじめまして、せんねん村です」(高居氏の発表に対して↓)

特別養護老人ホーム せんせん村 高居 松次(4期生)
2)「施設紹介」(岩渕氏の発表に対して↓)
老人保健施設 リハビリ保養館 岩渕 典仁(8期生)
3)「施設紹介と近 況報告」(齋藤氏の発表に対して↓)
障害者療護施設 ローゼンヴィラ壱番館 齋藤 健夫(8期生)
4)「スポーツ支援 員としての模索〜社会福祉法人 ロザリオの聖母会に就職して〜(石村氏の発表に対して ↓)
重症心身障害児施設 聖母療育園 石村 祐輔(9期生)
(2)研究報告

1)「重症心身障害児(者)の運動サークル活動 のニーズ」(藤村氏の発表に対して↓)

〜第29回重症心身障害児(者)の療育に関する研究 助成金研究報告より〜
心身障害児総合医療療育センター 藤村 和也(5期生)


 

高居氏の発表に対して<「会員発表会 第1日目」ページTOPへ>

・5期生伊藤氏から

平均年齢・利用者の人数・利用料金について、また、高居氏の施設の中 での配属について教えていただきたい。

回答:平均年齢については正確に調べて はいないが、80歳代後半が人数としては一番多いと思われる。65歳から介護保険が適用されるが、その前の段階で(特定疾患で)介護保険を適用されている 方が何人かいらっしゃいます。それを考慮しても、おそらく平均にして80歳代になると思われます。
利用者(入所者)の人数についてですが、定員である80名現在満床になって いる状態です。また、待機状況が現在200名ぐらいです。
配属についてですが、基本的には介護職員ということになっております。私ど もの組織では部署としては3つあり、相談及び事務が1つ、介護・看護がまとまった部署が1つ、そして、フード・サービス部があります。そして介護・看護部 の中に、あさひ科、ゆうひ科、そな科、ディサービス科、さらに併設してリハビリ科という科があり、私は介護・看護部のリハビリ科という所属になっておりま す。

基本的に介護保険(制度下)の施設ですので、他の特養施設と比較して 特別に料金が高い低いということはありません。介護保険制度内で介護度に応じて料金は変ってくると思いますが、その点についても他の特養施設と特に変りは ないと思います。

 

・3期服部氏から

車椅子利用者は何名ほどか?また、質の高いサービスを提供しているよ うなので、制度上の基準に則った職員の定員では運営は難しいのではと感じられるが、職員は何名ほどであるか?

回答: 車椅子の方についてですが、入所前は3割ほどを車椅子利用者と想定し車椅子の購入等事前準備を進めていたが、実際は現在4割強の方が車椅子を使用されてお ります。

職員の人数についてですが、職員の人数だけを考えても制度上の基準よ り多くなっていると思います。当初介護職員は利用者3人に対し1人という設定で職員を配置するように考えておりましたが、実際は各勤務帯の都合等により職 員が手薄になる時間帯があり、その点についてはパート職員で補っております。結果的に現在は利用者2〜3人に対し、職員が1人という職員の配置状況です。

 

 

岩渕氏の発表に対して<「会員発表会 第1日目」ページTOPへ>

・4期生高居氏から

集団・個別訓練に参加されている方の介護度はどの程度であるか?ま た、介護度4〜5の人に対し訓練を行っている例などありましたら教えていただきたい。

回答: だいたい100名ほどの入所者に対し、PT・OT4名と自分1人で訓練を行っており、それぞれ25名ほどを担当しております。基本的に私は集団訓練(適応 者)の担当ということになっております。その担当している方の介護度ですが、比較的低い方たちを担当して訓練を行っております。痴呆・精神疾患の方等、身 体レベルについては自立されている方、集団訓練・レクリエーションに参加可能な方を担当しております。
 

・梅崎教官から

個別訓練について質問です。先ほどの説明では任意の対象者4名という ことでしたが、どのようにして選ばれたのか?Dr.からの指示があってのこのなのか?あるいは岩淵氏がピックアップしてのことなのか?
また、職名が「リハビリテーション体育士」となっていますが、所属について 教えていただきたい。

回答: 個別訓練対象者についてですが、以前はDr.からの指示書が基本的に出ていました。しかし、現在はこちらの方からDr.に訓練内容等について提示し、それ をDr.に確認してもらうという形をとっています。

対象者は、リスクファクターを考慮して危険のない方を私が選んでいま す。身体面でいえば肥満・高血圧・糖尿病の方、精神面でいえば痴呆やアルコール依存症の方で身体レベルについては自立されている方が主な対象者となりま す。また、4名という人数は時間的な理由からです。もう少し時間が確保できれば、増やしていきたいとは希望しています。

所属について老健の中でのリハビリ・スタッフ、その中での「リハビリ テーション体育士」という形で業務を行っております。
 

・6期生竹村氏から

集団訓練を行う時は、サポートしてくれるような他のスタッフはいるの か?また、PT・OTと一緒にプログラムを進めてゆくようなこともあるのか?

回答: 訓練ですが、リハのスタッフではOTと協力して行っておりますが、他のスタッフでいえば、基本的に介護スタッフ2名が手伝いに入ってもらうということに なっております。しかし、介護業務の方が忙しい場合は必ず入ってもらえるわけではありません。

PT・OTと一緒に進めてゆくプログラムについてですが、OT中心に 行っている入所者のクラブ活動については一緒に行っております。

 

・3期生服部氏から

独自の評価方法という課題を話されておりましたが、1〜2年経過して 何か試験的にでも始められたことはあるのでしょうか?

回答: 集団訓練・個別訓練の評価表とは別に、2つの評価表を使用しています。ひとつは、OTと一緒に作成した評価表で、もうひとつは、私個人が作成したもので す。私個人が作成したものは学生の時に学んだことを参考にしながら体育的な要素の評価と精神面ての評価ができるよに作成しました。

 

 

齋藤氏の発表に対して<「会員発表会 第1日目」ページTOPへ>

・8期生高沢氏から

実際に活動している時の入所者の反応等きかせて下さい。

回答: 療護施設に入られている方の生活スペースは限られていて、入所者の体力は行動体力・防衛体力ともにどうしても落ちてしまいがちで、外出行事後には熱発して しまう方も少なくありません。身体活動の機会というより、少しでも何かに出会えるような場所・機会をというつもりで行っておりますが、それに対し入所者の 方から「面白かった!」等の反応はあり、また、入所者の反応に対しての職員の反応も感じられます。

 

・5期生伊藤氏から

施設の理念に「私達は地域社会になくてはならない存在でありたい」と なっておりますが、その理念と近況報告とでは大きな隔たりを感じるのですが?

回答: ・・・組織の問題もあり現在は感じられたままの状況になっております。

 

・4生高居氏から

職名は養護のリハビリテーション係ということになっておりますが、介 護業務も兼任されながら業務を行っているのでしょうか?

回答: リハビリテーション係としてのみの業務を行っています。ただし、訓練室への送迎や迎えに行った時のタイミングによるトイレ介助等は私が行うことになり、訓 練時間をロスしてしまうことが多いです。

 

 

石村氏の発表に対して<「会員発表会 第1日目」ページTOPへ>

・5期生藤村氏から

重度心身障害の施設に勤務されているということですが、先ほど紹介さ れていた方々以上に重度の方々はいらっしゃるのでしょうか?

乗馬療法をおこなっているということですが、その馬は一般の人も乗せ ているような馬なのでしょうか?それとも特別に(乗馬療法用に)調教された馬に乗せているのでしょうか?

(乗馬者が馬のお腹を蹴るということは「走れ」の指示になっているそ うなのですが、アテトーゼの子どもなどは乗馬の際に馬のお腹を蹴ってしまうことが多く、危険なこともあるのだが・・・)

回答: 先ほど紹介した方々は、施設では一番能力の高いメンバーになります。肢体不自由の施設に移転希望を出している方たちです。その他の入所者は、寝たきりの方 が多いです。

乗馬療法のことについてですが、乗馬療法専用の馬ではありません。し かし、利用している乗馬クラブでは障害者を2〜3年前から受け入れており、馬は特別な調教を受けているようではないのですが、何度か障害者を乗せた経験の ある馬に利用の際には乗せていただいています。

 

・1期生木畑氏から

体育館には用具がずいぶんそろっているようですが、施設側とはどのよ うに交渉していったのか?

回答: 上の人にスポーツ好きな人が多く「利用者が楽しんでもらえるという物であればいくらでも購入しろ」と言ってもらえているので、購入のための交渉に特に苦労 したということはありませんでした。今後、この状況に上手く便乗してプールも建ててもらいたいと思っているのですが、それはまだ交渉していません。

 

 

藤村氏の発表に対して<「会員発表会 第1日目」ページTOPへ>

・6期生石代氏から

パラシュートは好みに個人差があったということでしたが、その差がで ることに対しての特徴・傾向等あったのでしょうか?

回答: 考察はしてみましたが、障害の重さや年齢等には関係なく、単純に本人の好きか嫌いかの問題のようでした。あくまで今回の結果からのはなしですが。

 

・3期生服部氏から

評価の基準として「喜びがみられた」・「笑顔がみられた」とされてい て、結果的にそれが有効であったとされていますが、運動を行うこととそれに伴うリスクを考えて「喜びがみられた」ということが本当に重度の人にとって意義 のあることなのか私自身悩んでいるところであります。そのような点について藤村氏の意見などありますでしょうか。

回答: 定期的に今回紹介したようなことができればいいのですが、職員の都合もありなかなか難しく、一人につき年に一回がいいところです。リハビリ的な効果につい ては頻度についてしっかりと考慮しながらでなければ言えないと思いますが、そのような機会をつくりにくいというのがウチのような施設のひとつの問題である と思います。本人が喜んでくれているのでそれでいいと単純には考えていませんが、私はリスクがあるからといって寝かせきりにすることがいいとは思っていま せん。リスクについてはこちらで出来る限り管理し身体を動かす機会をつくってあげれればと考えています。対象が「やりたい」という意思表示をなかなか表し にくい方たちなので、とりあえずやってみるという考え方もどうかと思うのですが、本人がやってみてやりたくないと思うのであればやらなければいいし、やり たいと思えば(継続して)行っていけばいいのではと考えています。リスクについては現在行っているような頻度では特に問題ないと考えています。

 
 


第8回 RS同窓会 会員発表 第2日目
平成13年7月22日(2日目)
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1.発表会T (1日目の続き) 座長:服部(3期生)

(2)研究報告

2)「評価ス ケールを用いたプログラムの提供」(生駒氏の発表に対して ↓)

青梅慶友病院 生駒順子(6期生)
2.発表会U            座長:安江(6期生)

(1)現場からの実践報告

1)「現場からの実践報告」 〜シルバーアクアフィットネス教室の紹介〜 (伊藤氏の発表 に対して↓)

飛鳥村すこやかセンター 伊藤澄雄(5期生)
2)「脳血管障害者体操教室の実際」(赤川氏の発表に対して↓)
神戸市障害者スポーツ協会 赤川洋(1期生)
(2)車椅子操作に関する報告

1)「車椅子でのエスカレーター訓練と電車の乗 車体験」(鹿島氏の発表に対して↓)

沢渡温泉病院 鹿島秀(7期生)


 2)「リハビリテーションにおけるスポー ツについて」(木畑氏の発表に対して↓)

国立別府重度障害者センター 木畑聡(1期生)


 

生駒氏の発表に対して<「会員発表会 第2日目」ページTOPへ>

・5期生伊藤氏から

この内容はどこかで発表されたものだと思うのですが、どこで発表され たものなのでしょうか?また、その時の反応などきかせていただけたらと思います。

回答: 介護療養型医療施設全国研究報告会で発表したものです。参加者は全国から集まって来ており、また、レクリエーションにかかわっている人達だけでなく、介 護・看護スタッフ、薬剤師、ケースワーカー、リハビリのスタッフ等様々な職種の人達が集まるので、参加者はかなりの人数になります。

その時の反応等についてですが、レクリエーション・ワーカーという職 種がまだあまり各施設に配置されていることが少なく介護職員やリハビリ助手の方達がレク活動を行っているところが多く、そのような方からより専門的にレク 活動を提供して行くにはどうしたらよいのかという質問がありました。今回は「評価スケールを用いたプログラムの提供」という発表だったということもあり、 きちんと評価をしてそれを踏まえ、その人に適った目的に応じてレクを提供してゆくべきではとその時の質問には回答させていただきました。また、どうしても 種目が先にあって「歌だからいらっしゃい」などと誘ってしまいがちですが、その人にとっての「歌」というプログラムをその人にあわせて提供してゆくことが 必要なのではという話もしました。

 

・4期生高居氏から

作成された評価スケールについて参考にしたものについて、そして、他 の場所で同じようなスケールを用いているところはあるのでしょうか?また、歌と回想法の実施により関わりと社会性と精神面が変化していますが、その変化し ていることについてどのように考えているのかおきかせ下さい。

回答: スケールについてですが、レクを実施することにより変化するであろうとこちらが予測したものを各項目ごとにまとめたものです。変化についてですが、このス ケールは満点(15点)をとることが目的ではなく、その人に適った目的に応じたプログラムを提供できことを目的に用いています。低い点数を上げて行くゆく ことよりも参加時の状況をこちらが把握し、その時にみられた変化により次にどのような配慮をしてプログラムの提供をしてゆくかの参考にしております。

 

・3期生服部氏から

学院でもTR(セラピューティックレクリエーション)の授業がカリ キュラムとして入っていましたが、今現在のTRについての日本の状況等について生駒さんが感じているところがあればきかせて下さい。

回答: 研究会での発表でも「(環境が)恵まれていますね」・「ウチではとてもできない」という反応が多くありました。まだまだ「レクリエーション」が「遊びリ テーション」という言葉にただただ置き換えられているだけの状況だと思います。その人の余暇時間に「遊びリテーション」をしましたというだけでは、ある意 味でのリハビリにはなっていると思うのですが、けしてその人に対しての余暇支援にはなっていないと思います。ただゲーム・ソング・ダンスを行っているだけ どいう印象が強いです。

 

・学院1年生の加藤氏から

回想法について具体的な内容をきかせて下さい、また、内容により得点 に変化はみられるのかおきかせ下さい。

回答: 内容ですが昔の流行歌や唱歌を用いることが多いです。内容によりやはり童謡が好きな方は童謡を歌うことで得点は上がりますし、流行歌が嫌いな人は逆のこと がみられることが多いです。中には最近の流行歌が好きな方もいらっしゃいます。その時のテーマにより得点に変化はみられます。

 

 

伊藤氏の発表に対して<「会員発表会 第2日目」ページTOPへ>

・7期生鹿島氏から

降圧剤等服薬の確認等も内容に含まれていましたが、参加中止の判断は どのようにされているのでしょうか?おきかせ下さい。

回答: 基本的に血圧は180〜100mmHgを目安にし、心拍数は100/min目安に行っています。心拍数が上がらないような降圧剤を飲んでいらっしゃる方や 不整脈の方など(HRモニター等の)測定器により確認できるのでチェックしてゆくようにしています。ドクターからOKが出れば参加してもらっています。顔 色にも注意をはらい話をして判断してゆくようにしています。また、初めての方には特に注意するようにしています。

 

・5期生藤村氏から

初めての方に対しても今まで参加してこられた方と同じような内容(時 間等)で参加されているのでしょうか?また、実施の時間を教えて下さい。最初にストレッチをされていましたが、プール外でストレッチを行っていることの目 的を教えて下さい。それともう一つ、高齢者の方で内部疾患の方や人工股関節の方がいらっしゃったようですが、リハビリ目的で参加されている方はどれぐらい いらっしゃるのでしょうか?

回答: プールに入っている時間は40分ほどです。初めての人とすでに何度か参加されている人といっしょに行っているのかということですが、2年間ほど行ってやは り危険だと感じるところがあり、上の人とも話をし、5期の魚住さんと6期の大河原さんに協力していただきアシスタントをつけることで、安全に考慮しながら 担当を振り分け行っていました。しかし、協力してもらった2人とも非常勤勤務から職員になってしまわれたので、現在はアシスタントのいない状況で行ってい ます。そのため全体的に質を少し落として行っています。安全管理については一番神経を使うところであります。ストレッチについてですが、田舎なので畑仕事 等やられている方が多いですので、プールに入る前の休憩・リラクゼーションをしてもらうという意味で行っています。参加目的についてですが、まず参加者の 平均年齢は70歳ほどで、疾患をかかえていない人はほとんどいません。しかし、(機能訓練的な)リハビリ目的で参加されている方はほとんどいないという認 識のもとにプログラムを実施しています。

 

・3期生服部氏から

昨日の座談会でも利用料についての話が出ていたのですが、紹介された 教室では利用料はとられているのでしょうか?

回答: 飛島村は東海3県の中で一番豊かな村で(人口が少なく港からの税収のため)、村民は(村が)金持ちだという意識が強く、利用料をとるのはなかなか難しい状 況です。そのような状況ですので、ウチの施設だけで年間1億ほどの赤字があります。プールの利用料は一応410円なのですが、高齢者は100円です。なお かつ現在は村民利用日という日を設けまして、その日は100円の半額で50円になります。

 

 

赤川氏の発表に対して<「会員発表会 第2日目」ページTOPへ>

・5期生魚住氏から

10回という教室ということなのですが、プログラムはは各回同じなの でしょうか?それともある程度の段階をおいて難度に変化をついけて行っているのでしょうか?また、資料にスポーツ種目の導入として行っているということが 記載されていますが、体操教室参加後にバトミントンや卓球等スポーツに興味をもたれ参加されて行く方というのはいらっしゃるのでしょうか?

回答: 10回の年間計画を作っていまして、前もって内容をお知らせしています。最初の3回はバレーボールを使った運動を行い、4回目からはサッカーを使った運動 を6回目まで行いました。そして今現在、残りの4回はラケットを使用した運動を行っています。全部同じプログラムではなく各回様子をみながら変化をつけて 行っています。

 

・8期生佐野氏から

ビデオを観ると年齢的に同じぐらいで女性が多く、移動等ADL的には ほぼ自立された方が多いようでしたが、そのような人達が集まるように参加の際にはなにか条件等の提示はされていたのでしょうか?あるいはたまたま同じよう な状態の方が集まったのでしょうか?また、参加の際のセンターまでのアクセス方法は?

回答: ビデオに映っていた方達は教室によく参加される人達ばかりなのですが、基本的に全く同じレベルという人はいません。集まった人達というのは、近郊の病院に センターや教室の宣伝をしたり、参加者の口コミで集まってきた人達です。参加登録者は全部で21名ですが、ビデオ撮影時の参加者は10名ほどでした。体調 不良等の理由で参加人数はバラつくことが常です。

センターは三宮駅から歩いて15分で、途中坂道もあるためタクシーで こられる方もいます。バスを利用してもバス停からセンターまで5分かかり、これも途中坂道があります。ウチのセンターには送迎バスはなく、それは問題とし て考えていますので、神戸市に働きかけているのですが、いまだに改善されていない状況です。

 

・北村教官から

2000円という参加費を徴収しているそうですが、2000円という 価値のサービスをあなたは提供していると思いますか?お金をもらうということは(いや、もらわないとしも・・・)非常に責任を伴うものだと思うのですが、 その点についてあなたはどう考えていますか?

回答: 2000円というのは私が設定したものではなく、神戸市の設定です。金額はともかく、お金をもらっている以上、やはり100%以上最後まで責任をもって指 導していきたいという気持ちは常に持っておりますし、RSの卒業生としてプライドを持って行っています。しかし、現在のところ参加者がどのようなレベルで 納得し参加されているのか把握しきれていない状況です。

 

 

鹿島氏の発表に対して<「会員発表会 第2日目」ページTOPへ>

・8期生齋藤氏から

新幹線の座席にトランスされた時についてなのですが、新幹線の座席に は肘掛け等が上がる・取り外しが出来る等なにかトランスしやすいような工夫はなされていたのでしょうか?

回答: 肘掛けの方は上げられるような工夫はされていました。その他特にサイズ等一般の座席と変らずでした。
 
 

・北村教官から

現在上越新幹線では3段ぐらいフラットになるエレベーターが設置され ていますが、それ以外のところでは一般のエスカレーターであるところが多いと思います。生活圏が拡大してゆくことは良いことだと思いますが、注意する必要 がある点があると思います。私も最近までは航空公園へ行き、患者さんのエスカレーターの乗り降り等の練習をしていたのですが、駅員さんから「(危ないか ら)やめて下さい。」・「エレベーターも設置されているので、そちらを利用して下さい。」と言われてしまいます。なにか事故があった場合は責任を問われる わけですが、どういった指導が必要なのかを踏まえ、また、転倒の危険性があること等も踏まえ、「できる・できない」、「やる・やらない」の判断をしっかり と指導してゆかなければと思います。

過去に全日本の選手団も成田空港のエレベーターで数珠つなぎで転倒し てしまったことがあります。海外の空港でも同じようなことがありました。国際級の選手であったとしてもそのような事故はいつどこでおきてしまうかわかりま せん。デパートなどでは転倒してしまったその人のみだけでなく、一般の他のお客さんも巻き添えにしてしまう可能性があります。私としては本当に自信を持っ て「できる」といえる状況でなければエレベーターの使用を進めるようにしています。生活圏の拡大を模索してゆくことは大事なことではありますが、しっかり した自己安全基準をもつ必要があります。一度だけのトレーニングで「できる」とは判断せず、出来る限り何度もトレーニングを繰り返し時には家族の協力も得 ながら、しっかりと習熟してからの判断で指導していってもらいたいと思います。

それにしても(今回の指導については)ごくろうさまでした。

回答: 貴重なご意見ありがとうございます。

 

・3期生服部氏から

公共機関のバリアフリー化という場合であれば、それを(しかるべき人 に)申請してもらうことで、おそらく公的なところからお金が出るのではと思います。今回の指導をきっかけに、公共施設のトイレが狭すぎるということや段差 が高い等のことに対するバリアフリー化についての訴えかけや行政への働きかけ等のアプローチも必要なのではという感想を持ちました。

回答: 地元の路線に関しては、口約束のレベルではありますが、段差の高さを考えると車椅子の人だけでなく、高齢者の方のことを考えてもホームに敷石を置くなどし て高さを調節してはどうかという話をライオンズクラブさんの上の人とする機会があり、終わった後に意見交換のようなことはできました。
 
 
 

木畑氏の発表に対して<「会員発表会 第2日目」ページTOPへ>

・8期生齋藤氏から

今回の発表の中では野球とツイン・バスケを取り入れて行っているとの ことでしたが、その他に取り入れている種目はあるのでしょうか?

回答: 去年も発表しているかもしれませんが、(大きなボールを使用しての)ゴロ・サッカーやゴロ卓球のようなもの、国リハでも行っているそうですが、ボクシング なども取り入れています。
 
 

・北村教官から

どこその方式とか誰がやったものかというのを取り払いリハ体育士会と いうものが設立されたわけですが、昨日も話をしたように教科書になるようなものがなにもない状態です。また、リハ体育ができてから11年目になりますが、 まる10年経ったその成果を今回の木畑氏の提案をひとつの例として、ぜひまとめていってもらいたいと思います。そしてそれをリハ体育だけの財産だけでな く、リハ体育的なことを実践している人達への教科書的な存在のはじまりになってもらえたらと思います。ぜひみんなで課題をいくつかに分けてトライしてもら えたらと思っております。いかがでしょうか?

発表にあったように、「手持ちのカード」・「アレンジのカード」とい う言葉は良い言葉だと思います。「アレンジのカード」は様々な対象者により異なってくるでしょうし、様々な考え方がありそのカードはいくつあってもいいも のだと思います。そのカードがあればあるだけ様々な対象者に対応できるのだと思います。リハ体育学科10周年の記念として、ぜひまとめていって欲しいと思 います。
 



 
 

第8回 RS同窓会 座談会 (第1日目)
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身体障害者・知的障害者/肢体不自由児・高齢者グループに分かれての意見交換

<身体障害者グループへ><知的障害者/肢体不自由児グループへ><高齢者グループへ>
 
 
 
 
 

身体障害者グルー プ座談会
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座長:木畑 聡 (1期)
書記:佐野美佳(8期)


身体障害者のグループでは、スポーツセンターに勤務している方の業務内容 は、施設の管理等が多くてあまり指導に携われないのかという問いから始まった。実際にスポーツセンターに勤めている方の話では、確かに施設管理や監視はし なければならないし、大会・行事等があると事務量の方が増えてしまったりするようである。指導に関しては、外部からの講師と指導員という形で携わっている が、指導前後の簡単なミィーティングのみで行っているという方や、当初は何も担当がなかったが、自分でこんなことができるということをアピールして、教室 を任せてもらえるようになった、などの現状を伺うことができた。

公的な施設ではない職場のOBからは、お金を稼ぐための事業の一環と してRSを行うにはどうすればいいのかなどの投げかけがあった。利用料に関しては、無料であったり、障害者料金を設置したり、健常者と同等であったり、各 施設それぞれであった。その背景は、県からの予算や、事業団の支援によるのではないかという意見もあった。

施設の利用状況は、障害者と同様に一般の方も利用できる施設におい て、障害者より一般の方、特に高齢者の利用が多いとの声もあった。また、教室に参加する方がいつでも同じで、施設や教室の情報などが、主催者側が思うほど 地域に広がっていないことに気づいた、という話もあった。

普段はなかなか話し合うことができない問題点があげられ、時間内でま とめることはできなかった。しかし、今回の座談会は同じような悩みを抱えている方々が、今後さらに話をもつきっかけを与えてくれたと考える。

 

 

 

知的障害・肢体 不自由児グループ座談会
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座長:藤村 和也 (5期)
書記:岡留真由美(8期)


知的障害関係者が少なかったため急遽「こども」にテーマを変更して、知的障 害・自閉症・肢体不自由児施設において、学院で学んだことをどのように実現し、またどうやってリハ体育の存在を確立していくかについて話し合った。

藤村さんより、訓練を終了したこどもたちが地域に戻ったときに、訓練 で得た運動を継続的に実施しようとしても、地域施設での受け入れ体制が十分に整えられていないためにあえなく断念してしまったケースがあげられた。それ は、訓練によってせっかく水慣れした重度の知的障害・自閉症児が、障害者スポーツセンターを利用したときに、受け入れる体制が十分でなかったため、本人が 馴染むことができずに断念してしまったという内容であった。

重度の知的障害や自閉症をもつこどもたちに運動プログラムを作成する 場合には、いかに本人たちに興味をわかせる(動機づけ)ものであるかが要求される。いかに楽しく身体を動かしながら、運動感覚を発達させるための、リハ体 独自の運動プログラムの確立が今後の課題である。また、その運動の効果を示す評価方法も考えていかなくてはならない。

残念ながら、ここまでで時間切れとなってしまい、そのためにどうする かという議論を交わすまでに至らなかった。

 

 

 

高齢者グループ座 談会
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座長:伊藤澄雄(5期)
書記:長木 希 (5期)
○自己紹介
【5期伊藤】 飛島村の職員として日本一の健康長寿村作りを目的に活動している。学院卒業生とプール(水中運動教室)を立ち上げた。

【5期長木】都心型の老健(短期入所者が多い)に勤めている。主に入所者・通所者の機能維持を目的とした集団訓練・レクリエーション を担当。

【6期石代】社会福祉法人天竜会、スポーツ・レクリエーション指導員として、知的障害、身体障害、精神障害、高齢者などを対象とした 26施設で活動している。

【8期岩渕】学院の方に求人があった青森県八戸市の老健にリハビリテーション体育士として働いている。利用者の健康維持・体力維持、 QOL向上などを目的に、多岐に渡って活動している。新卒のPTやOTが個別訓練を中心に行っていたため、RSは集団訓練をできるということをアピールし ている。
(他のセラピストとの違いとは?との質問に)機能面だけでなく全体的な面を見たり、集団訓練を行ったり、ダイナミックな運動を行ったりしている。

【6期安江】開設して一年の老健で運動療法士として活動している。在宅復帰を目的とした施設だが、実際には特養待ちで入所の方も多 い。これまでは個別訓練を中心に行ってきたが、最近PTが常勤で入り、ショートスティでの入所者も増え、今後は個別訓練と集団訓練をどう動かしていくかが 課題。

【9期伊藤】リハビリパーク宮城(入所100名、通所30名)で午前中は入所(一般棟、痴呆棟)で体操、午後は通所で体操を行ってい る。現在リハビリ検討委員会などで、OTとRSとの協力、患者の受け渡しを行っていくことなどを検討している。その他、介護スタッフを巻き込んでクラブ活 動を行っていこうとしている。

 

○(リハビリテーション体育士として勤務している会員へ)リハビリテーション体育士として職場に 入り、どのようにPT・OTの理解を得ているのか。

【8期岩渕】
・施設側のニーズとして集団訓練の依頼があった。
・実際に活動していく中でニーズをつかんでいく。
・年齢の近いPTやOTと話し合う機会を作っていった。

【9期伊藤】
・専門学校で講師をしているOTが、社会的な面、精神的な面へのアプローチ やダイナミックな運動を期待してくれて、理解を示してくれた。
・他職種にもリハビリテーション体育が何を行っているのか見せられる環境 (場所)で行う。

【5期伊藤】
・行ったことには必ず報告書を書く。継続することで他職種(事務職)にも見 てもらうようにしていくことも大事ではないか。

 

○学院生より質問など
【10期中尾】今後、RSとし て就職した時、どうのような活動をしていったら良いのかという疑問から、卒業研究では、高齢者の施設にRSが入る前と後では違いがあるかどうかということ をテーマにしようと考えている。

(会員より)
・PTやOTがいる職場にRSが入った場合とPTやOTがいない職場にRSが入った場合とでも違うのではないか。
・RSとしてはQOLや社会性といった面にアプローチできるのではないか。
・高齢者を対象に運動をするというのは安全管理の面から不安というイメージがあるのではないか。血圧の確認や他の医療職(保健婦など)との連携などが大事 なのではないか。

【11期本田】大学4年のとき、おむつゼロ運動を行っている特養で実習し、老人の排泄ケアに関する卒業論文を書いた。将来はソーシャ ルワークの分野で仕事をしたいと考えている。高齢者に関わる際、おむつ外しとは高齢者の人間性を高めるか、生活の質を高めるかどちらなのか。自分自身は人 間性を高めることが重要と考えている。

(4期高居)当施設では、ケアスタッフ向上委員会の中で、ケアがスタッフの楽な方法になってしまいがちであることが問題となっている。ユニットケ ア、より小グループの単位で高齢者に対応している。

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第8回 リハビリテーション体育同窓会
定期総会
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<平成13年度役員>
<その他の検討事項「各地区ごとの支部会について」><リハ体育同窓会の現状をまとめた報告書について>

1.日時 平成13年 7月21日(木) 17:00〜

2.場所 国立身体障害者リハビリテーションセンター

3.役割分担

      司  会  :5期生 藤村 和也
      議  長  :6期生 大井 美鈴
選挙管理委員会:8期生 齋藤 健夫

4.出席 正会員 21名 (委任状32通) 会員77名中

5.議事録

*議決については、出席議員の過半数にて可決とする。
*都合により来年度予算案である5号議案は最後に審議する。

はじめに会長木畑氏により同窓会活動の説明を行う。

(1)1、2号議案について
[説明]
・1号議案について
会長 木畑氏より議案書のとおり説明
・2号議案について
事務局長 梅崎氏より議案書(別紙)のとおり説明

[結果]
議決結果 →1号、2号議案賛成多数にて可決

(2)3号議案について
[説明]
・3号議案について
会長 木畑氏より議案書のとおり説明

当日参加されている9期生から新会員としての自己紹介

[結果]
議決結果 →3号議案賛成多数にて可決
 

(3)4号議案について
[説明]
・4号議案について
選挙管理委員 齋藤氏より説明
立候補 →なし
信任投票にて実施
[結果]
議決→全員信任

平成13年度役員
    会    長  :服部 直充 
  副  会  長  :木畑 聡 / 高居 松次
    監    事  :岡留 真由美 / 曽根 裕二
事務局担当理事:齋藤 健夫
  企画担当理事:長木 希
  情報担当理事:安江 徹太郎
各期代表理事
1期:岸本 恵美子
2期:梅崎 多美
3期:阿久 津栄
4期:高居 松次
5期:高橋 真義

6期:生駒 順子
7期:石井 くにみ
8期:永宮 千春
9期:曽根 裕二

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(4)6、7号議案について
[説明]
・6号議案について
新会長 服部氏より議案書のとおり説明
・7号議案について
新会長 服部氏より議案書のとおり説明
 

[質疑応答]

5期生 藤村氏
データーベースについてのことですが、今まで配布されていた会員名簿とどの ような違いがあるのか?
 

1期生 木畑氏
名簿だけでは、それぞれがどのような活動をしているかが分からないため、ど ういった職種で、どうのような職場で働いているのか、またその他の活動等がつけたしてあり、データベース化することで検索などしやすいようになっている。 今回の出席者名簿等もデータベースをもとに作られました。これからどんどん活用してゆきたいと思っています。入手希望される方は情報担当理事まで連絡して いただけたらと思います。
 

3期生 服部氏
RSネットについてなのですが、同窓会の会報に載せれるようなものは情報は RSネットにもアップしてゆけないだろうか?また、会報に掲載されたものだけでなく外部で発表された研究報告などもアップしてゆきたいと考えています。も う一点、掲示板についてですが、どこまでの情報を流していいのかということについては難しい問題があると思います。以前、個人的な書き込みが多すぎるので はという指摘がありましたが、その後書き込みが極端に減ってしまう様なことがありました。その時は自分がお詫びの書き込みをしましたが、基本的に(RS ネットでの)掲示板について自分は駅の伝言板と同じように特定の個人に対しての書き込みがあってもいいと考えています。掲示板をみたそれぞれが必要な情報 とそうでないものとの取捨選択をしてゆけばいいのだと思うのですが・・・?
 

1期生 赤川氏
会員パスワードを設定し会員以外はアクセスできない掲示板を設置し、個人情 報はそちらでやりとりをしてはどうか?
 

3期生 服部氏
基本的に内部での(外部に出すには不適切な)情報交換についてはメーリング リストを利用することで対応してゆきたいと考えています。また、あらためで確認ですが、各会員が対外的に発表した内容については本人の了解や発表をした ジャーナル・出版社等に了解がとれればRSネットへアップしてゆくという形をとりたいと思うのですがよろしいでしょうか?(→ 賛成多数の了解を得る)
 

[結果]
議決結果 →6号、7号議案賛成多数にて可決
 
 

(5)5号議案について
[説明]
・5号議案について
事務局担当理事 梅崎氏より説明
 

[質疑応答]

3期生 服部氏
活動費の宿泊棟利用費について一人あたまいくらぐらいになるのでしょうか?
(各個人で出してもいいのではないか?)
 

2期生 梅崎氏
一人あたまは非常に安いのですが、(布団等の)運搬に対しての費用が非常に かかります。
今年度でいえば8組ほどの準備のために1万5千円ほどかかっています。その 中で運搬費は1万円ほどです。
 

1期生 木畑氏
宿泊棟利用希望者についての対応は、考え直す時期にきていると思います。初 期のころは遠方から参加される会員もあるということで、宿泊棟を利用するのであれば利用費等については同窓会の方で負担をするということにしていました。 しかし、今後会員が増え、宿泊棟の利用希望者が増えてくるのであれば、個人負担に移行してゆくということも考えてゆかなければと思う。
 

2期生 梅崎氏
すべての費用を各個人で負担することになると一人あたりかなりの額になって しまうので、運搬費については同窓会の方で負担をし、布団のレンタル料については個人で負担するようにしてゆきたいと思う。
 

[結果]
議決結果 →5号議案賛成多数にて可決
 
 

(6)その他この 場での検討事項
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・各地区ごとの支部会について

9期生 石村氏
各地区ごとでの支部会についてですが、関東ブロックでは行われているので しょうか?行われているとして、年に何回ぐらい行われているのでしょうか?
 

6期生 安江氏
九州での支部会は活発に行われているようですが、関東でも昨年12月に小人 数で飲み会程度のものではありましたが、集まって話をする機会を設けました。
 

5期生 藤村氏
一応データベースの方では東北・関東・中部/近畿・中国/四国・九州ブロッ クと5つほどのカテゴリーに分けて整理していますが、関東は40名ちかい人数が登録されています。(人数は多いので、希望的な予定ではあるものの年2回で きれば・・・)
 

3期生 服部氏
九州は第3回まで終了しています。年2回行いたいと思ってはいますが、今の ところ年1回のペースで行っています。次回は長崎で開催する予定でいます。
 

8期生 齋藤氏
関東ブロックでの昨年時開催のきっかけとしては自分が1期生の笹本(旧姓: 鹿野)さんに声をかけたところからスタートしました。開催お知らせのハガキを出したところ返事は20名ほどあり、実際に集まったのは7名でした。それでも 集まった7名でお酒を飲みながらではありますが、今後についてどのようなかたちで進めていくか等話をしました。
 

5期生 藤村氏
私個人としてはハガキをもらった時に何をどんなふうに話をするのか?明確で ないことが多く、何かテーマを決めて集まるならとにかく、飲み会というだけであるならば集まることについて興味をもつことはできなかった。
 

8期生 齋藤氏
いきなり勉強会のようなかたちをとるのでは、参加しづらいと考える人もいる のではと思い、とにかく集まるきっかけを作ろうということで、前回はあのようなかたちをとりました。
 

4期生 高居氏
東海地区の場合は、年1回忘年会というかたちで6期生のメンバーを中心に (日時調整等)動いてもらい集まっています。かたちは飲み会ですが出席率もよく色々な話ができています。ただ、前回の理事会でも話が出たように現在作成さ れているデータベースお活用を考えていったり、また、メーリングリスト・掲示板等で(内容ではなく開催日時等について)情報交換を活発にしてゆくことで、 各ブロックにこだわらずに参加できる人がブロックに関係なく参加してゆけるようなかたちがとれたらと思います。
 

3期生 服部氏
九州では第1回を職場・業務内容の紹介というかたちで行い、第2回ではなに かしらの研究等を行っている人にはその発表を行ってもらったり、また、それぞれの仕事に関することで勉強したことを発表してもらうというかたちをとりまし た。そのようなかたちの方が気楽に参加できるし、その後の飲み会などでもっとつっこんだ話ができると思っています。
 
 
 
 

・リハ体育同窓会の 現状をまとまた報告書作成について
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1期生 木畑氏
(報告書についての資料(提案書)を踏まえながら説明)
 

5期生 藤村氏
1年半でまとめるという(とりあえずの)予定となっていますが、新規の会員 (働きはじめて1〜2年目の会員)では提出するのは難しいのではないか?
 

1期生 木畑氏
全員についてではなく、まずは何人かをピックアップしてその人たちのものを まとめてゆければと考えています。
 

8期生 齋藤氏
(3)の「現場での実践をリハビリテーション体育的(?)に整理し、まとめ る」についてなのですが、もう少し具体的に説明していただけたらと思います。
 

1期生 木畑氏
みんな様々な活動を行っているが、整理の仕方がバラバラではひとつのものと してまとめづらいので、ある観点だけをまとめてみてはどうかと考えています。一応明日の発表会2の方で予定していたテーマを変更し、ひとつの整理の仕方と しての提案として具体的に示してゆきたいと考えています。

 

3期生 服部氏
提案については必要なことで、絶対にやってゆかなければいけないことと考え ています。ただ、来年の7月までに完成ということなので、予算的なことについて抑えておきたいと思います。製本等のことなどを踏まえて考えると、来年度の 予算案には入っていませんでしたので、その点について考えてもらえればと思います。(予備費等で対応は可なのか?)

 
2期生 梅崎氏
13年度の予備費は、55626円です。ただし、それは収入の部で全会員が 会費を払ってもらえることを前提に計算しています。実際は6割程度の会員からしか徴収できていません。予備費が十分なものになるのかは徴収率次第になると 思います。

 

3期生 服部氏
昨年度の繰越金は、24857円(←だいたい毎年それぐらい)ですので、製 本すること等を考えると5万前後あったとしても実現するのは難しいと思うのですが・・・

 

2期生 梅崎氏

製本も業者に依頼するのであればそれなりの額が必要となりますが、印 刷・コピーを会の方で行い、製本もファイルのようなかたちで行えば、2万ほどで収まるようになると思います。
 

1期生 木畑氏
無理に今の予算の中で行うのではなく、必要に応じて会員から徴収するように 考える必要もあると思う。それについては編集委員で話し合っていかなければいけないことだと思っています。
 

5期生 伊藤氏
会員に配布するということですが、基本的に同窓会自体がそのような報告等の 目的をもっていると思うのですが、目的として重なってしまうところがあるのではないか?会員にむけてのものであるならば会報誌との違いは?
 

1期生 木畑氏
本来ならば(本などのかたちにして)外へ向けてのものにしてゆきたいのだ が、現在のところ具体的な方向がみえていないところが多く、まずは最低限会員に向けては配布してゆきますというかたちでスタートしてゆきたい。
 

3期生 服部氏
外へ向けてのかたちにするというのであればRSネットにもぜひアップさせて もらうようししていただけたらと思います。また、もちろんどこかの出版社にこのような基礎があるのだけれど、(より良いかたちにして)出版できないかとい うような働きかけもできると思います。
 

(木畑氏の提案について賛成多数にて承認)

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2.学院情報<CONTENTSへ戻る>

学院2年生(10期生)の卒研テーマ・実習先

後輩の学院生達も頑張っています。ちょっと紹介させて下さい。

氏名
卒業研究テーマ
外部実習先(1)
外部実習先(2)
遠藤 晋
聴覚障害者に対してバスケットボール技術がもたらす日常生活における周辺状況視認への効果 埼玉県総合

リハビリテーションセンター

国立別府重度

障害者センター

1
大原 美里
運動時の移動手段の違いによる

運動強度の比較

東京都障害者

総合スポーツセンター

総合福祉センター

弘済学園

2
河本 耕一
片麻痺者が健康保持・増進のための

運動としてグラウンドゴルフを行うことの有用性に関する 検討

神奈川県総合

リハビリテーションセンター

社会福祉法人 

太陽の家

2
笹 千穂
車いす及び立位での日常生活労作に

おける身体活動量の比較

鶴巻温泉病院 正樹会佐田整形外科病院
1
瀬良 美幸
上肢エルゴメーターによる推定最大

酸素摂取量の測定方法の検討

兵庫県総合

リハビリテーションセンター

沢渡温泉病院
1
中尾 ひろこ
介護老人保健施設におけるRS卒業生の関わり  ー現状と問題点についてー 埼玉県総合

リハビリテーションセンター

国立別府重度

障害者センター

2
野口 加代子
聴覚障害者のボディーバランスボードによるバランストレーニングの有用性 鶴巻温泉病院 東京弘済園 

弘済ケアセンター

2
平川 聡
CPサッカーを通じた障害者のスポーツ参加の意義 高月病院 沢渡温泉病院
2
福永 和伸
フィットネスクラブにおける高齢者に対する利用サービスの実態に関する研究 東京都多摩障害者

スポーツセンター

神奈川県総合

リハビリテーションセンター

2
 *1:外部実習(1)8月27日〜9月21日  (2)10月1日〜10月26日
 *2:外部実習(1)10月1日〜10月26日  (2)11月5日〜11月30日

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3.会員掲示 板<CONTENTSへ戻る>
 
 

日本リハビリテーション体育士会とリハビリテーション体育学科 への
要望書提出とその回答について

平成13年 月 日本リハビリテーション体育士会が設立されました。 同会についての案内等はすでに会員の皆さまにも届いていることと思います。設立に際して多くの会員の方から、「日本リハビリテーション体育士会は、どのよ うな方向性を持って運営されていくのか」や「名称にリハビリテーション体育を用いているが、学院や同窓会との関連はどうなっているのか」等の声が多く上が りました。そこで、今年7月に開催された同窓会にて体育士会会長であるとともに学院主任教官でもある北村先生より、お話をいただく機会を得ることができま した。北村先生からは、「体育士会は基本的には学院や運動療法部門が所属する国立施設関係とは別組織となるが、体育士会の会員の多くがリハ体育同窓会の会 員となることが予想され、お互い協力関係を築いていく必要がある」との意向を伺うことができました。大筋で私たちは、リハ体育士会の意向を理解することが できましたが、一部十分な合意を得られない部分があったため、後日、同窓会よりリハビリテーション体育士会会長とリハビリテーション体育学科主任教官宛に 要望書を提出することにしました。要望書の内容については、別に記載の通りです。要望書については、後日北村先生より前向きな回答をいただくことができま した。回答についての要約は、下記のとおりとなります。
 

<リハ体育士会>

(1) リハ体育士会に関して、対象とする障害の限定はない。この文書の内容は、学院RS学科のカリキュラム再編成の話から勘違いしていると思われる。RS学科に おいては将来その対象とする障害を限定する必要があるかもしれないが、リハ体育士会においては、限定という話は出ておらず、今後検討を要する。

(2)学院RS学科の卒業生については資格審査基準の中で会員資格の対象となるように決定した。(登録希望の通知をした人へは後日資 格審査細則変更のお知らせが送られた)

(3)RS卒業生が会員登録をすれば必然的に情報を提供し、理事会等への参加も考えられるが、会員登録をしなければそれも難しい。
 

<学院RS学科>

リハビリテーション体育の真の専門家を養成するという視点で現在カリ キュラムの再編を検討しているところである。対象とする障害の限定については今のところなんとも言えない状況である。
 
 
 
 



 
 

2001年度現在のリハ体育同窓会の現状をまとめた報告書作成 について
<CONTENTSへ戻 る>

学院の設立から10年が経ちます。会員も100名近くとなり、全国各 地で少しづつですが活躍の場を広げつつあります。10年の一区切りとして、平成12年度の同窓会で、【平成12年度リハ体育同窓会定期総会提出資料】をも とにリハ体育卒業生の現状をまとめた報告書の作成を提案したところ、会員の皆様の承認を得ることができました。当初より作業は遅れておりますが、提案資料 に記載してある手順で進めていこうと考えています。編集委員で集まることはなかなか困難であるためネット上でのやりとりになると思います。編集委員の方か ら会員の皆様へ執筆依頼等の御連絡がいくこともあるかと思いますが、どうぞ御協力のほどよろしくお願いいたします。見切り発車的な部分が大きいですが、ど うぞご理解のほどお願いします。
 
 
 

【平成12年度リハ体育同窓会定期総会提出資料】
 
 

リハビリテーション体育同窓会2001 (案)

◎要望
2001年度現在のリハ体育同窓会の現状をまとめた報告書を作成したい
 

◎目的
2001年度現在で、会員が各方面でどのような活動をしているのか整理する とともに、現場での実践をまとめ、リハビリテーション体育を専門職として系統づけていくための足がかりをつくることを目的とする。
 

◎内容
会員の各方面での活躍の紹介
・現場での活動の様子
・研究発表
会員の就労実態
・職種
・対象とする障害等
現場での実践
・現場での実践をリハビリテーション体育的(??)に整理し、まとめる
 
 

◎編集委員会
同窓会理事+若干名

 

 

    【現状での決定事項 (H13.11.30現在)】
◎編集委員会メンバー

 編集委員長  服部 直充

 副委員長   木畑 聡  高居 松次

 編集委員   理事

 

◎作業日程(大筋) 
平成13年 10月 
      11月 
      12月 
       2月 

  平成14年3月 
       4月 
       5月 
       6月 
       7月 

編集委員会発足
企画立案・情報収集
執筆依頼
原稿締め切り

編集開始
原本完成
推敲
製本
完成  

会員配布

 
◎内容

  リハビリテーション体育同窓会2001(仮題)内容

・会員の各方面での活躍の紹介
  現場での活動の様子
  研究発表
・会員の就労実態
  職種
  対象とする障害等
・現場での実践
  現場での実践をリハビリテーション体育的に整理し、まとめる


 

 



 
 

リハビリテーショ ン体育学科
カリキュラムに関するアンケート結果
<CONTENTSへ戻 る>


卒業生 78名 
回答者 31名 
回答率 40% 
1.リハ体育の対象とし て、適当だと思われるもの
2.リハ体育の対象となりづらい と思われるもの
3.リハ体育の授業内容(項目 別)についての評価
4.各項目についての意見
5.リハ体育カリキュラムが多方 面にわたっていることについて
6.現在のリハ体育のカリキュラ ムの長所と短所
7.仕事をするにあたって、とて も参考になった教科
8.カリキュラムに組み込んで欲 しい分野もしくは、必要ないと思われる教科
9.その他

1.リハ体育の対象とし て、適当だと思われるもの

<アンケート結果TOPへ戻る>
1)肢体不自由  30名
2)視覚障害   27名
3)聴覚障害   26名
4)内部障害   28名
5)その他
(すべて必要)(精神障害、発達障害)(精神障害、知的障害、高齢者)(す べてが適当だと思う)(すべての障害を持つ人たち、高齢者)(高齢者、知的障害児・者)(知的障害)(知的障害、高齢者)(すべての障害)(精神障害、知 的障害も含む)(知的障害、精神障害)(障害者全般および高齢者)(精神障害、知的障害)(すべてに加え知的障害、精神障害も含む、重複障害も多いので) (すべて)(高齢者)(知的障害者)(高齢者)(わからない)(重症心身障害児)(高齢者)(知的障害、精神障害)(知的障害など)

 

2.リハ体育の対象となり づらいと思われるもの

<アンケート結果TOPへ戻る>
1)肢体不自由 0人
2)視覚障害  0人
3)聴覚障害  3人
4)内部障害  1人
 

<その理由>

3)に○をつけた‐3人 (あえて言うなら聴覚障害はその対象になりずらいと思うけど、どの時期にかかわりを持つかにもよると思います)(スポーツ活動を拡げたり、競技スポーツと しての指導の協力はできるのだろうが、療法的(リハ的)に対象になるかは疑問)(機能的には運動できるレベルの方が多いので)

4)に○をつけた‐1人 (特にないと考えております。しかし、以上からしいて上げるのであれば、内部障害だと思います。リハ体育的なアプローチの有効度を比較してそのように考え るからです。)
 
 

3.リハ体育の授業内容 (項目別)についての評価

<アンケート結果TOPへ戻る>


 
 
 

4.各項目についての意見

<アンケート結果TOPへ戻る>
1)基礎

・PT,OTに負けないくらいの質と量が必要なのでは
・現場で活躍されている講師から受ける講義は話と実際とのつながりがイメー ジしやすいものでした。ただ当時は、自分自身がカリキュラムに追われている状況であったため、今さらながらしっかりと吸収できていたらと思い返すことがあ ります。実際仕事について思ったことは、すぐ現場に入るため、実習は十分にやるべきだということです。実習といってもいろいろありますが、職リハの体育の 実習は複数の障害を対象にでき、また入所生から指導に対する意見が聞くことができ参考になりました。
・大学時代の講義とは全然違う(大学院的)なのでわかりやすい。しかし、障 害者心理学はさっぱりわからなかった
・医学英語等も含まれたほうが良いと思います
・現場に出て思うのは特に「社会福祉」に関する知識がないことで苦労した
・医療系資格となるためには少なすぎる
・ガイダンス的な役割としてはよいと思う
・情報処理学などもっとあっても良かった
・導入段階でも施設見学があればよいと思う
・しっかり試験を行い 知識を確実なものにしてほしい
・統計学、情報処理学では、パソコンを使いこなせなかった
・就職してからいろいろ必要だったと思う授業であった
・時間数が書いてないので、どれたけ費やすかでまた変わってくと思う。しか し、基礎科目については強制的にでも頭に詰め込んだ方がよいかもと今になって思います。指導方法や技術はある程度経験なので、こつこつやっていくものと思 いますが
・全教科自分にとっては勉強になりました
・適度な内容
・導入として必要。しかし同じ話が多い
・リハビリテーションの考え方を理解するにはいいと思います
・社会福祉の施設で働かれている方多いと思います。法律的なこと・・・総論 のようなもの、もっとあっても良いのでは・・・

<「4.各項目についての意 見」TOPへ戻る>
 

2)基礎医学

・PT,OTに負けないくらいの質と量が必要なのでは
・短時間で詰め込み式なのでもうちょっとゆとりがあればいいのにと思ってい ました
・解剖や生理などはやはり必要だと思う
・医療系資格となるためには少なすぎる
・教科は多岐にわたり問題がない思うが、内容にバラツキがあった部分が大き い
・大変重要だと思う
・しっかり試験を行い 知識を確実なものにしてほしい
・学ぶ内容が多く、整理できていない教科がある
・時間がないとはいえもっと授業時間が多いといいと思う
・多岐に渡りすぎている気がする
・教科書をなぞるだけでリハ体に必要な部分が教えられてない
・適度な内容
・他の分野にわたっての知識は得られた
・幅広く必要な知識を得られました
・ここはリハ体育としては必ず抑えておく必要があると思う
・病気、障害についての知識はもっと必要。むしろ、ありすぎてここに力が入 れられていないような・・・。基礎固めも・・・
・体育系大学で学んだことを再度行うのは時間が勿体無い。確認の意味では大 事だとは思いますが
・病気、障害についての知識はもっと必要。むしろ、ありすぎてここに力が入 れられていないような・・・
・科目によって内容に差があるように思う

<「4.各項目についての意 見」TOPへ戻る>
 

3)リハ医学

・PT,OTに負けないくらいの質と量が必要なのでは
・短時間で詰め込み式なのでもうちょっとゆとりがあればいいのにと思ってい ました
・理学療法、作業療法等は実習でかなり勉強できた
・医療系資格となるためには少なすぎる
・基本的な部分ではよかったと思う
・様々な内容なので総論から順序だてて説明してほしい
・興味のある分野だったので、学びやすかった
・多分、授業内容だけでは足りないような・・・・
・もっと多く他部門の情報を得られ、活用できるようになるとよい
・ある意味勝負したり、協力したりする機会の多い分野。よってもう少し深く 知っておく必要があるのでは?
・教科書をなぞるだけでリハ体に必要な部分が教えられてない。座学だけでな く実際に体を触ってみることが必要だと思う
・他の専門分野はもっと時間を減らしてもよい
・現場の先生のお話がうかがえるので参考になった
・学科によってはもう少し深く学びたいと思いました
・他の専門分野とRSを関係づけながらもっと勉強すべきであった
・PT・OTが行う訓練の一部を実習としていれても良いのではないでしょう か
・リハの多方面の領域を知っておくことは必要不可欠。もっとつっこんでもい いのでは・・・

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4)処方学

・運動処方学(B)に関しては結構内容が充実していたように思うがそ れ以外はまだまだという印象がある
・医療系資格となるためには少なすぎる
・内容としては満足しているが、時間が少ないようにも思えた
・職リハの授業は良かった
・基礎に加え、実技に結び付く(実践に役立つ)内容を強化
・内部疾患だけでなく、その他の障害の処方も必要では
・リハビリテーション工学は難しく、よく理解できなかった
・運動生理学など基礎知識を考えながら習得できたよい授業であった
・自分たちの時と少し違っているようで内容が今ひとつイメージ出来ません が、細かく充実しているようです
・より具体的な授業を望む
・実験も含まれているが、やるだけで咀嚼してモノにする所まで達してない
・大学で学んだ教科の重複を減らしてほしい
・すぐに実践できないが、現場に出て何かやろうとするときのとっかかりと なった。いただいた資料、参考書が役立っている
・精神障害についてもう少し学びたかったです
・処方、方法論の確立が初期にも始められるといいと思う
・この2点をもっと重点的に実習していくことが大切だと思う
・実習を多くした方が良いと思います
・より実践的に運動処方が立てられる知識・技術獲得のため必要
・あまり処方にはなってなかったと思う

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5)療法

・多岐にわたるものなので、○○療法と言う名で講義があったらいいの にと思う
・アスレチックリハについてもっと充実させてほしい 
・ここが最も大事なのかも?と今思う
・他職種の考え方をしっかり学びRSのアイデンティティを確立してほしい
・指導をしていく上での知識が学べた
・リハスポーツの基礎が考えられた気がする
・授業時間を増やして欲しい
・授業内容が薄い。回数が少ないためか?
・評価、プログラムの設定、実施の臨床現場を増やしてほしい
・実習を多くした方が良いと思います
・リハ体を発展させる上で、今までの知識のつみかさねから広げるために必要

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6)指導方法

・もっと時間をかけて勉強した方が良いと思われる
・重点をおくべき項目であるし、リハ体育の要となる部分でしょう
・方法と実技・実習をバラバラではなくて近い時にやった方が身になりやすい のでは
・レクインストラクター、コーディネーター等の資格が取れるか考え方に触 れる内容があっても良いと思う
・やはり私の時は深谷先生の影響が強かった
・RSの専門性(売り?)なため、他の項目よりは評価できる
・内容としては満足しているが、時間が少ないようにも思えた
・何故、何のためにしっかり学ばせてほしい
・レポートにまとめていたが、今頭の中でしっかりとまとまっていない
・リハ体育のオリジナリティが他の職種にもわかるような内容になればと思う
・現場で必ず役立つ
・リハスポーツの基礎が考えられた気がする
・指導方法を教えてもらうというよりもその競技の体験みたくなっている
・高齢者の指導方法を増やしてほしい
・充分時間はあったと思いますが、難しい学科で私には時間が足りませんでし た
・実習を多くした方が良いと思います
・特になし。もう少し少なくても良いと思います

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7)指導実技

・もっと時間をかけて勉強した方が良いと思われる
・方法と実技・実習をバラバラではなくて近い時にやった方が身になりやすい のでは
・大会種目別指導法が少なかったと思う
・RSの専門性(売り?)なため、他の項目よりは評価できる
・内容としては満足しているが、時間が少ないようにも思えた
・現場ですぐ実践できるようにしておくといい
・内容は良いので、その目的や臨む姿勢が明確であればさらに良いと思う
・要は自助努力
・様々な対象者とのかかわりで、多くの種目を指導できた
・現場で必ず役立つ
・いろんなものの見方考え方ができるいい授業であった
・種類が多いので仕方ないですが、各種目が大抵一回限りの体験程度で不十分
・水中運動は色々できるとなにかとよい。浮けない人向けのプログラムや水中 歩行の色々など。これからは水をつかった色々ができると重宝されると思う
・授業内容に偏りがある
・指導方法を教えてもらうというよりもその競技の体験みたくなっている
・高齢者の実技指導を増やしてほしい
・職リハ体育ということか?もう少し時間を増やしたい
・広く浅くという感じはしましたが、大会の手伝い等で勉強できました
・このときのいろいろな準備が今活かされている
・様々なケース・場面を想定して行ってほしい
・おのおのの障害に対してどのように実践していくか、もっともっと必要だと 思います

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8)実習・卒研

・大学院では論文の書き方を学ぶそうだから、講義に入れて欲しい
・方法と実技・実習をバラバラではなくて近い時にやった方が身になりやすい のでは
・実習の期間を長めても良いと思います
・卒業研究はあまりにハードだが、やはり必要だと思う
・RSの専門性(売り?)なため、他の項目よりは評価できる
・回数、期間ともに増やしてもよいかと思った
・実習時間が少ないと思う
・内部実習はとても大変だったけど良かった
・十分では
・実習は、実際に対象者とかかわりをもつことができるので勉強になった。卒 研は学んだことを生かして、一つのものを作り上げることが力からがついたと思う
・現場で必ず役立つ
・あのカリキュラムでのなかでは十分なものは残せないようなきがする
・見学実習と指導実習に関しては、期間・実習箇所など適当だと思う
・ひとつのことがらを調査研究し、まとめるということにおいてはよいが、時 間をかけるわりには中途半端な結果になりがちなので、いっそのこと卒業テストとでも称して知識技術などをどーんと拾得させるのもよいかも
・実習は1年生時にもあったほうがいい
・実習期間を増やしてほしい
・実習が就職につながらない。実習、就職活動と重なり十分な卒論はかけない
・充分すぎる程苦しみました・・・
・実習の経験は現場で力となっている。しかしそれを生かせる場はあまりない のでは
・外部実習の期間をもう少し長くしてもよいのではないでしょうか。受け入れ 側がよければですが
・難しいところです。現在2年課程で2年目を全て実習に当てても良いくら い。研究は現状でよいと思います。しかし、他の教科の多さから考えてこれが精一杯では・・・。できるならば、1年次の早い頃から見学実習、施設実習を取り 入れたほうが(少しでも)視野の広がりや理論との結びつきから良いと思います

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5.リハ体育カリキュラム が多方面にわたっていることについて

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<その理由>

【評価5】

・医療と福祉という幅広い知識を必要とする分野だから(リハビリ)
・リハビリテーション体育が求められる対象者は、多岐にわたると考えるから
・RSの可能性が開けるため
・現職場で多方面に学習したことが活きているから
・始めて障害の勉強をされる方もいるので、多方面で勉強することは良い事だ と思います
・どの分野でも必要とされているのは事実である。またしぼりこむことで将来 的に頭打ちになるのではと感じている
・今は多方面にどのようなアプローチができるかを幅広く捉える必要も十分に あると思います。むしろ、今後多方面において必要とされそうな気がします。幅広く知っておくべきだと思います。
実際の現場では1つの障害だけを対象にすることはあまりないと思うので

 

【評価4】

・広い分野の知識があったほうが、仕事に幅が出るから
・多方面について学び、様々な知識が得られ、自分の知らなかった世界、分野 に触れることができることで、自分の選択肢が拡がってよいと思う。ただ広く浅くなってしまうと、あとで苦労する(私がそうだったので・・・)
・他職種がどのような内容を学んできたかも分かるので仕事をする上で意思疎 通がとり易いこと
・広い領域を学んでいく中で、自分の専門分野を見つめ深めていくところ
・どこに就職できる(したいは後だと思います!)かわからないので。職あっ てこその仕事だと思います。
・対象や専門性がぼやけてしまうという点はあるが、基本的に多方面にわたっ ている方が良いと考えているため
・「リハ体育」のイメージは障害の種類を問わないというものがあるから。そ のためには多方面にわたらなければならないと思います。ただ、時間(2年)が足りない気がする
 
 
 

【評価3】

・就職先が多方面に及んでいる以上、カリキュラムも多方面のことを勉 強できるようにする必要がある
・多方面に渡っていることはよいと思われるが、2年間という時間では多方面 過ぎる
・人に対して指導を行う、体を触るということは、それだけの知識と技術が必 要だから
・リハ体育の対象者が障害者、高齢者と範囲が広いのでやむを得ない
・学べることは多くあり、充実しているが、専門性には欠ける
・体育は対象が限定されるものではないと思うので

 

【評価2】

・多方面すぎてやはり知識が浅すぎるから

 

【評価1】

・コネクションで入る人、自分で苦労しながら探して入るひと、その差 があるのは何故?力のある者が勝つというのが学院であるとすれば、仕方がないのかもしれない

 

 

6.現在のリハ体育のカリ キュラムの長所と短所

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<長所>

・全体的に調和のとれた内容であると思われる
・現在のカリキュラムを把握しきれていないのではっきりいえませんが、実習 は十分に時間を取った方が良いと思います学生個々の意識の持ち方や実習受入先確保などの問題があると思いますが。
・広く浅く学べる点
・広く少し深く学ぶことができる
・治療から地域へとスポーツを通して行うための内容であるため、チームアプ ローチでは意見が述べやすい
・基礎医学が充実している                   
・医療系専門職となるには知識の定着がなさすぎる。特に基礎医学系の。他の 専門職のように国家試験がある訳でないので、学んでもそのまま…というような気がする。
・多岐にわたることにより、さまざまな分野の切り口を持つことができる。
・幅広い対象者にあわせカリキュラムも豊富である
・幅広い知識が得られる
・多方面について学び、様々な知識が得られ、自分の知らなかった世界、分野 に触れることができることで、自分の選択肢が拡がってよいと思う。
・様々な障害へのアプローチの可能性を理解できる
・医学のことから、リハ体育に関することを学ぶことができ、多くの知識を得 ることができた。
・対象者にしぼられていないことで資格化を困難にしている一方、様々の対象 者のことを多岐に渡り学ぶことで視野が広がり考え方が柔軟になれて魅力がある
・幅広い分浅い
・いろんなことを幅広く勉強できた
・講師陣など、国リハでしか学べないことが多い。医療レベルの患者さんから 競技者にまで身近に接することの出来る環境で、机上の勉強だけでは学べないことが学べる。
・医学的なカリキュラムが豊富
・残念ながら在学中は意識が低いのでその学生らにとっては盛りだくさんで訳 がわからない。しかし、現場に出るとなにかとよかったと思うことが多い。
・広範囲にわたりカリキュラムが組まれていること
・リハ体育について広範囲に学べる
・多方面であること、その世界で有名な先生方に講義をうけることができる
・多方面に渡っていること
・その分野で優れた先生から授業が受けられる
・多方面にわたっていること
・幅広いことまで勉強でき、それなりの話がどの分野ともできる。詳しい話は 難しいが・・・
・他職種や様々な障害の知識を幅広く得ることができる
・多方面のことが学べる
・対象が幅広い

 

<短所>

・医学的なリハに偏っている気がする
・量が多い。(いろいろありすぎるともとれると思います)カリキュラムの厳 選
・机上での勉学と比較して実技・実習が少ない
・知ってはいるが、使えないや実施するには?ということが多い
・時間(2年間)が足りないこと
・実技、実践の不足
・浅く広いこと
・広く浅くになっている、講義内容の濃さの差がありすぎる
・授業が多方面なので切り替えが大変。
・リハ体育の担うべき内容が明確化されない
・広範囲にわたってのカリキュラムである分、広く浅くになっていること
・残念ながら在学中は意識が低いのでその学生らにとっては盛りだくさんで訳 がわからない。しかし、現場に出るとなにかとよかったと思うことが多い。
・福祉等のカリキュラムがあってもいいと思われる
・逆に知的障害・精神障害等に関しては、その中でRSとして何が出来るかを 充分に理解・イメージ出来ないまま終わってしまった。カリキュラムが多方面にわたっていることは、自分が進みたい分野がはっきりしている人にとっては、不 必要と思われる内容が多いのかもしれない→それよりももう少し濃く学びたいと思うのではないか。
・広く浅くで深めるのは自助努力次第
・ただ広く浅くなってしまうと、あとで苦労する(私がそうだったの で・・・)
・専門性が分からなくなる
・実習後、就職先の現場で役立つような資格も合わせて取得できるといいと思 う反面、実習等の時間に制約ができてしまう。また、全体的に浅い知識となってしまうが、そのことについては、自分たちのその後の努力不足の部分も大きいと 思う。
・指導・実技方法に関しては充実しているように思われる
・社会福祉分野の講義が少ない
・カリキュラム内容、量の割に学習期間が短い。
・逆に中途半端で終わってしまうこともある
・卒業研究はリハ体育のカリキュラムに負担をかけているように思う
・休講がある時、レポートというのは納得いかないのでは

 

 

7.仕事をするにあたっ て、とても参考になった教科

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・教授論、指導方法論、臨床指導実習、情報処理学、理学療法・作業療 法
・リハ体育教授論、解剖学、リハ体育指導方法論、PT、OT、ST、PO、 整形外科
・指導方法論、解剖学
・深谷先生の講義、基礎医学、旭出学園の先生の講義、矯正教育
・教授論、指導方法論、機能解剖学、生理学、運動学
・すべて
・肢体不自由の指導方法
・ほぼ全ての教科
・社会福祉概論、リハビリテーション概論
・機能解剖学、情報処理学、指導実習
・運動発達学、リハ体育指導方法論、リハ体育教授論、小児科学、社会福祉概 論
・機能解剖学、リハ医学、運動発達学、基本的に全部
・運動処方学、指導実技
・リハ体育教授論、リハ体育指導方法論
・機能解剖学、RS教授法、職リハ体育、臨床実習
・教授法、運動療法、処方学、指導実技、指導実習
・指導実習・リハ体教授法→職リハ授業・機能解剖学・リハ医学
・リハ体育指導方法論、基礎系
・機能解剖学、運動処方、RS指導法
・スポーツ運動学、運動処方学
・機能解剖学、運動指導、実習、理学療法、作業療法
・リハ医学、運動処方学概論
・セラーピュ-ティックレクリエーション、神経系の生理学、運動器官の生理 学、運動処方学C、卒業研究
・全て
・基礎医学、指導方法、指導実習
・運動処方、リハ医学
・運動療法(水泳)、指導実技、実習
・スポーツ運動学、運動学、視覚障害者指導法、運動処方[高齢者]、運動処 方[内部障害]
・発達障害者の運動指導、運動発達学、リハビリテーション医学、臨床心理 学、感覚統合

 

 

8.カリキュラムに組み込 んで欲しい分野もしくは、必要ないと思われる教科

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<新たに組み込んで欲しい教科>

・片麻痺機能検査、筋力評価検査、ROM検査、論文の書き方、理学療 法における他動的ストレッチング、作業療法における治療アプローチの方法など
・特になし
・クラス分け、障害者スポーツ指導方法(各種目)
・自閉症関連の教科、矯正教育は絶対に必要だとは思いますが、復活は難しい ですか?
・保健医療福祉制度論、評価学
・社会保障論
・高次脳障害について
・特になしだが、実技の時間を増やして欲しい
・知的障害に関する分野をもう少し加えていただきたい
・障害児に対する運動指導
・知的障害関係をもう少し多く
・精神障害、知的障害の実践指導
・アンケート項目とは異なりますが、机上の勉強よりももう少し実技や実習に 時間を割いたほうがいいのかもしれない。"実際"が分からないまま机上で勉強しても結局よく分からないことも多かった。
・福祉系分野
・必要なモノはちょっとだけでいいと思いますが医療費や保険のあれこれのこ と。全く知らなかったので
・住宅環境等考慮した在宅復帰へのリハビリテーションについての教科
・水中療法、感覚統合
・高齢者の評価と実技指導
・重症児に対しての感覚統合や運動療法、スポーツ大会の企画・運営、トラン ポリンの効果・実技
・スポーツマッサージ
・小児(障害児)、特殊教育(学校)、社会福祉論
・研究法

 

<必要ないと思われる教科>

・SIの講義
・特になしだが、時間配分(バランス)の変更は必要かと思う
・リハビリテーション工学
・必要ないモノはないと思います。時間が許せば・・
・絞り込む必要はあるのでしょうが、これというものを選択できません
・病理学
・大学で学んだ基礎的な同じ教科
・特にないと思いますが、各教科の時間配分を考え直してみてはどうでしょう か
・統計学、情報処理学
・生理学、解剖学など大学で修めている単位の科目

 

 

9.その他

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「リハ体は大卒が条件となっており、論文作成に必要な統計や情報処 理,資料等のデータを読み取る力は身についているものと前提になっていると思います。(しかし、実際のところは本当に身についているか・・・疑問は残りま すが。私達の期は基本的知識不足とよく指適された)問題点はあるかと思いますが、そういった基本知識は備わっているものととらえ、それに割り当てられる時 間をより実践に近い、またいろいろな現場を見学に出かけられる時間等に当てる方がより質の高いものとなると思います。現在、知的障害児(発達障害就学前) の施設で働いていることもあり、小児の多岐にわたる障害にアプローチできる知識が必要と感じています。また、子供から大人になり生活をしていくわけですか ら、彼らを取り巻く環境や法律、福祉、心理についての一般的、基礎的知識が必要不可欠です。実際仕事をすれば、運動だけで関わる訳ではないので・・・。ま た、個人的に車いすバスケ、ツインバスケ等のスポーツに関わる機会もあるため、障害についての基礎知識や肢体不自由に対してもスポーツの提供など、トップ レベルの競技指導まで身についていることは本当に必要だと感じています。」
 

「現在のカリキュラムは(自分の受けた感想を含め)カリキュラム間で のつながりがないように思います。外部講師が中心であるので仕方がないかもしれませんが・・・。リハ体は専門家を養成するところであることは否定しません が、それだけではダメな気がします。狭くて深い知識をもつ人よりも、広くて浅い知識を持つ人のほうが現場で適応でき、また求められているような気がしま す。障害が多様化、複雑化していくなかであまりに専門性のみを追求していくのは、時代と逆行しているようにも思います。でも、専門性が全くないというの も・・・ですが。」

 

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4.会員活動報告<CONTENTSへ戻る>

ハイニー・グッドラン ウィールチェアーマラソンワークショッ プ参加記

1期 木畑 聡


7月28日から8月4日にかけて、私は、センター入所者とともにドイツにて 車いすマラソンのワークショップに参加する機会を得ました。ワークショップの主催者は、ハインリッヒ・クーベールさん(“ハイニー”とのニックネームで呼 ばれています)といい、車いすマラソンクラス1(最も機能的に重度なクラス)の世界最高記録保持者です。毎年大分国際車いすマラソンにも招待選手として参 加しており、1998年から私が勤務する国立別府重度障害者センターにもコーチングと交流を兼ねて来所してくれています。今年6月に昨年完走を果たした入 所者の井上くんにドイツで開催する車いすマラソンのワークショップに来ないかとの誘いがありました。本人もしばらく考えた末、行ってみたいとの気持ちが強 くなり、私を含め3名のサポートをつけて参加する運びとなったわけです。このワークショップは今年で4回目とのことですが、日本からの参加は今回が初めて だったようです。参加者はドイツ人がほとんどで、他にスペイン・イタリア・ロシアからの参加もありました。
 

休憩中
ベルリン近郊のキーンバウムという国営のスポーツ施設にてワークショップが開かれた。私も選手 と一緒に走り、ある意味合宿を楽しんでしまった。

このワークショップは、基本的には選手の自主性に任せられており、と きおりクーベールさんが、一緒に走ってアドバイスをくれたり、選手同士で誘いあって練習をする場面が多く見られました。クーベールさんは井上くんについて 走りながら「グレートプッシング・パーフェクト」と誉めちぎりながら、井上くんの走りを見る見る素晴らしい走りに変えていき、一緒にいる私たちはまるで 「ハイニーマジック」を見ているようでした。走るのは選手だけでなく、サポートで来ている人たちも一緒にランニングしたり、自転車やローラーブレードで 走ったりと「楽しむ」という姿勢を忘れないところも、日本にはないところかなという印象でした。

クラス1のテクニックについても、多くを学ぶことができましたし、 クーベールさんからは「楽しんで走ること」つまり「FUN」のスピリッツについても学ぶことができました。片言の英語での会話を通しながら向こうの人たち の考え方や文化にほんの少しですが触れることができたように思います。

先日、大分国際車いすマラソン大会に今年もクーベールさんが来られて 再開する機会を得ることもできました。井上くんもクーベールさんの期待に答えて、目標とするタイムを出すこともでき(昨年よりもハーフマラソンで15分近 くタイムを短縮している)、クラス1で3位の成績をおさめることができました。今までの交流を通してクーベールさんからは多くのことを学ぶことができまし た。彼から学んだことを日本でも広めて行きたいと考えていますし、今後も引き続き交流を深めていいたいと思っています。詳細については、同窓会のホーム ページをご覧いただければよいかと思います。

 

 
 



 

編 集後記<CONTENTSへ戻る>

すいません。本当に遅くなってしまいましたが、ようやく同窓会会報 17号をお届けできるようになりました。今回は昨年7月の同窓会に出席することができなかった会員の方への同窓会報告という意味だけではなく、日本リハビ リテーション体育士会と学院に対しての要望書についてや2001年度現在のリハ体育同窓会の現状をまとめた報告書作成について、リハビリテーション体育学 科カリキュラムに関するアンケート結果についてのことなど、できるだけ早いうちに全会員に流すべき情報が多く含まれている内容だったのですが、気がつけば 年も明けて2002年となり、そして、もう2月になってしまいました。本当にすいませんでした。手がけてゆく段階から編集してゆくその過程でも、とにかく ズルズルと遅れ、そしてまた伸び、さらにそれがプレッシャーになり、そしてまた遅くなり……本当に多くの方に迷惑をかけてしまいました。申し訳ありません でした。

そして、編集にあたり御協力していただいた皆様に感謝します。ありが とうございました。

 

情報担当理事 6期生 安江 徹太郎

ネット版編集後記<CONTENTSへ戻る>
 
 


国 立身体障害者リハビリテー ションセンター学院 リハビリテーション体育科同窓会
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