視覚障害者の走幅跳における頭部の位置の影響


キーワード:視覚障害者、走幅跳、頭部の位置



高橋 春一
本研究は、頭部を下に向けて走幅跳を行っている視覚障害者に、頭部の位置を変化させることでどのような変化が各身体関節角度に生じ、跳躍距離に影響するかを分析した。本実験の対象者は、右の視力が手動弁、左の視力が光覚弁の走幅跳熟練競技者(男性)1名である。実験の結果、頭部の位置の変化により身体と跳躍距離に影響をおよぼすことがわかった。また、頭部の位置を変化させる際に、指導者の工夫により対象者にどのような変化を生じさせるかを検討した。指導者は対象者の意図を考え、意図に合わせた環境プログラムを立て、実施することが指導経過による近道と考えられた。

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