脊損車椅子バスケットボール競技におけるフリースローの飛距離と 身体形態及び諸機能との関係


キーワード:車椅子バスケットボール、フリースロー、飛距離



阿久津 栄
本研究は、車椅子バスケットボールのフリースローの飛距離と身体形態・諸機能との関係を明らかにし、現在フリースローの届かない選手の練習内容を検討する上での一資料となることを目的とし、車椅子バスケット選手のフリースローの届く選手群(Aグループ)とフリースローの届かない選手群(Bグループ)で、握力・肘関節伸展力・肩関節内旋力・腕長・指高・肩関節角度・肩最大角度・体幹後方伸展角度・体幹前方屈曲角度の9項目について比較検討した。その結果、Aグループがすべての項目について高い価を示した。このことから、Bグループがフリースローを届かせるためには、身体機能に見合った座面の高い車椅子に乗ること、上肢筋力・体幹残存機能筋の強化が重要であることが示唆された。

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