ろう学校運動部におけるコミュニケーション手段の実態


キーワード:ろう学校運動部、コミュニケーション手段、会話の理解度



齋藤 信哉
ろう学校高等部の運動部の生徒を対象に、顧問の先生とのコミュニケーション手段や活動中の会話やルールなど専門的な言葉の理解度などを知ることを目的に、郵送調査法によるアンケート調査を行った。顧問の先生とのコミュニケーション手段は、手話・聴覚(補聴器あり)・読話・指文字などこれらを重複して利用している生徒がほとんどであった。顧問のコミュニケーション手段は、ほとんどが各種のコミュニケーション手段を利用しているが、読話のみと言う顧問も9.5%みられた。クラブ活動中の顧問との専門的な会話の理解度は、48.9%が理解している傾向にあったが、より理解を深め協調性を持ち、目標をたてて進んでいくには、お互いが一層相手を理解してコミュニケーションを図らなければならないことが示唆された。

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