盲ろう者における運動指導の一考察


キーワード:盲ろう、レクリエーションダンス、交流





岡崎 可奈子
盲ろう者は、コミュニケーション、情報摂取、移動・定位の三軸に困難を抱えるため、他者との交流が希薄であると考えられる。そこで、他者との交流の促進や仲間づくりのきっかけを得ることを目的に、盲ろう者3名に対してダンス指導を行った。対象者の情報を基にリズム・テンポの伝達、隊形・配置、振付について課題を設定した上で、事前に指導計画を立てて2回に分けて実施・展開させた。各指導場面でのエピソード記録をビデオ撮影や観察によりに分析した。その結果、個々の残存機能に応じて留意・工夫することで、対象者に他者と体を動かす楽しさを感じてもらうことができた。

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