リハビリテーション体育学科が考案したスポーツの運動強度の検討


キーワード:障害のある人 スポーツ ルール



廣田 真紀
本研究は、リハビリテーション体育の授業で、実際に指導を行っている種目の運動強度を明らかにする為に、立位クラス(SE)と車いすクラス(WE)の参加者1名ずつを対象に、体育授業中の心拍数(HR)、主観的運動強度(RPE)、Visual Analogue Scale(VAS)を測定した。
その結果、SEにおける運動後のHRは、4種目とも目標としたHRに相当する結果であった。しかし、WEのHRは、全体的に高めの結果となり、特にラグビーは予想以上に高い値であった。
障害を有している場合、運動制限が生じることからHRは上昇しにくい。また服薬の有無や、障害を有している状態でのスポーツ経験の有無なども影響してくることが考えられる。よって、指導者は対象者の特性を把握し、安全で楽しくスポーツが実施できるよう計画し、選択する種目やルールを工夫する必要がある。


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