競技用車いす(バスケットボール)に関する研究


キーワード:競技用車いす、車椅子バスケットボール



優 尚世
本研究では、バスケットボール用車いす(以下、バスケット用車いす)に関する資料・情報を報告書や競技経験者、関係者などから収集し、現在のバスケット用車いすに至るまでの経緯をまとめ、今後のバスケット用車いすに関する課題を検討した。
調査結果より、日本に車椅子バスケットボールが上陸した1960年頃は、日常生活と共用して折りたたみ式の車いすを使用していたことが明らかになった。その後、軽量化のためリジッドフレーム(固定フレーム)のバスケット用車いすが登場し、1990年頃から調整が可能なモジュラー型バスケット用車いすが普及した。現在は各選手がリジッド型かモジュラー型の選択を行い、使用している。
バスケット用車いすが発展した要因として、海外や他の競技種目からの影響、車椅子バスケットボール選手の幅が広がったことなどが考えられる。バスケット用車いすが発展したことで、様々なメリットが得られたが、逆にデメリットとなる点も見えてきた。

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