編著:リハビリテーション体育研究会
   出版社:サンウェイ出版
   発行年月日:2011年5月10日
   ページ数:194ページ
   価格:3,465円(税込)
   ISBNコード978-4-88389-030-9


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リハビリテーション体育の分野で活躍しているリハビリテーション体育士が、その専門分野の理論と実践をわかりやすく紹介しました。
 高齢者や障害者のリハビリテーションに、体育・スポーツを活用することによって、その効果をさらに高いところまで引き上げられることが証明されています。もとよりスポーツは、とらわれない人との交流、自分の感情の行動としての表現、闘争心の発揮によって成り立つといわれています。さらにスポーツは、人間らしさを表現したり、味わったりすることができる重要な文化のひとつでもあり、生活の質のさらなる向上が望めます。このようなスポーツは、障害の有無に左右されることなく、すべての人が享受できるのです。
 そこで、安全に、楽しく、効果的に実施するために「リハビリテーション体育」を編纂しました。専門家の参考書として、またこの分野に関心のある方にも活用していただければ幸いです。


 目次

第T部  リハビリテーション体育

第1章 リハビリテーション体育概論
 1. リハビリテーション体育とは
 2. リハビリテーション体育に携わる者
 3. リハビリテーション体育の領域と内容
 3.1 病院におけるリハビリテーション体育
 3.2 各種社会福祉施設におけるリハビリテーション体育
 3.3 地域におけるリハビリテーション体育
 4. リハビリテーション体育の歴史
 4.1 国外の歴史
 4.2 国内の歴史
 5. リハビリテーション体育の現状
 5.1 国内での実践の現状
 5.2 国外での状況
 6. リハビリテーション体育実施による効果
 6.1 体育・スポーツの持つ特徴
 6.2 リハビリテーション体育の持つ特徴
 6.3 リハビリテーション体育の効果
 7. リハビリテーション体育の必要性
 7.1 ADLとリハビリテーション体育
 7.2 QOLとリハビリテーション体育
 7.3 生活習慣病とリハビリテーション体育
 8. リハビリテーション体育普及における問題点
 9. リハビリテーション体育の展望
 9.1 病院・施設におけるリハビリテーション体育
 9.2 地域におけるリハビリテーション体育

第2章 リハビリテーション体育方法論
 1. リハビリテーション体育における目的別のアプローチ
 1.1 機能・形態に対するアプローチ
 1.2 身体能力に対するアプローチ
 1.3 心理面に対するアプローチ
 1.4 運動習慣の獲得に対するアプローチ
 2. リハビリテーション体育実践の手順
 2.1 リハビリテーション体育実践までの手順
 2.2 リハビリテーション体育実践の手順
 3. リハビリテーション体育士の役割
 3.1 プログラムの立案者・実践者として
 3.2 対象者の理解者として
 3.3 技術指導の見本として
 3.4 対象者間のコーディネーターとして
 3.5 地域とのコーディネーターとして
 4. リハビリテーション体育実施上の留意点
 4.1 楽しさ
 4.2 成功感
 4.3 段階を踏んだ指導
 4.4 形態
 4.5 対象者が興味を持って取り組めるプログラムの立案
 4.6 プログラムへの導入
 4.7 プログラムの展開

第3章 リハビリテーション体育評価論
 1. 評価の必要性
 2. 評価の種類
 2.1 運動力学的分析
 2.2 運動生理学的分析
 2.3 運動学的分析
 3. 適切な評価方法を用いる
 4. 評価の時期
 5. 評価結果のプログラムへの活用
 6. リハビリテーション体育の評価例
 6.1 スポーツクラス分類評価
 6.2 体力評価
 6.3 身体再適応評価
 6.4 社会再適応評価
 7. 留意事項
 7.1 絶対的評価と相対的評価
 7.2 評価のためのリハビリテーション体育にならない

第4章 リハビリテーション体育種目論
 1. スポーツの基本となる動きとその動きを行うことによるリハビリテーション効果
 1.1 歩く 走る
 1.2 跳ぶ
 1.3 投げる
 1.4 打つ
 1.5 蹴る
 1.6 捕る
 2. 各種スポーツが持つ特徴とリハビリテーション体育への活用
 2.1 ネット型スポーツ
 2.2 ゴール型スポーツ
 2.3 野球型スポーツ
 2.4 的型スポーツ
 2.5 格闘型スポーツ
 3. 環境による特徴とリハビリテーション体育への活用
 3.1 台を使ったり狭いコートを囲んでプレイする
 3.2 広いコート
 3.3 屋内と屋外
 4. 道具の特徴とリハビリテーション体育への活用
 4.1 ボール
 4.2 ラケット・バッド
 5. ルールの変更によるリハビリテーション体育への活用
 5.1 ルールが対象者の行動に与える影響
 5.2 ねらいに応じたルールの変更
 5.3 個別の能力に応じたルールの変更
 6. 目標に応じたリハビリテーション体育種目の選択例
 7. リハビリテーション体育種目の開発
 7.1 既存のスポーツ種目を工夫する
 7.2 新たにスポーツ種目を開発する

第5章 リハビリテーション体育補装具論
 1. 補装具の必要性
 1.1 補装具とは
 1.2 補装具の必要性
 2. 補装具の種類とその特徴
 2.1 日常用補装具から進化したスポーツ用補装具
 2.2 スポーツ用に独自に開発されたスポーツ用補装具
 3. スポーツ用補装具の作製について
 3.1 障害者が使用するスポーツ用補装具完成までの流れ
 3.2 機能的な部分を補う
 3.3 安全性を確保する
 3.4 誰が作製するか
 3.5 スポーツ用補装具の作製において留意する点
 4. 補装具の使用について
 4.1 補装具やスポーツ用具を使うことの意味
 4.2 補装具の使用における段階の踏み方
 5. スポーツ用補装具およびスポーツ用具の導入効果
 6. まとめ
参考:リハビリテーション体育補装具・スポーツ用具例



第U部  リハビリテーション体育ゲーム

■リハビリテーション体育ゲーム見方
■目次について
 ■各ゲーム内に記載されている項目の見方
 (1)インデックス
 (2)ゲームを実施することで自然にでてくる動き
 (3)RS種目として工夫した点
 (4)対象者に合わせた工夫
 (5)RS種目を実施することで得られる効果
 ■各ゲームの対象となる障害

 1.的型ゲーム
  卓上カーリング
  シートdeボウリング
  デカボッチャ
  旗門球
  フット・ボウリング
  シンプルゲートボール
  リラックスゲートボール

 2.ネット・野球型ゲーム
  ゴロ卓球
  ホブバドミントン
  車いすティーベースボール

 3.ゴール型ゲーム(攻守分離型)
  急いでゴール
  ヒットボール

 4.ゴール型ゲーム(攻守混在型)
  バトルエアホッケー
  風船ポートボール
  ボール回しハンドボール
  トライボール
  ゴロサッカー
  車いすポートボール
  シッティングバスケットボール
  ハンドサル
  ケン玉バスケットボール

 5.協力型ゲーム
  ボールリレー
  風船うち+ボール回しゲーム
  陣取りゲーム
  車いすキンボール
  バランス崩しゲーム
  ボールボクシング
  「鬼」ドッジ
  ラジカセ不要、体でリズム“ヒップホップダンス”

付録
 ■評価の参考例
 ■各ゲームの対象となる障害
 ■身体再適応評価表
 ■評価基準の詳細




アーカイブ


ダウンロード用サンプル版
「RSゲーム集カード版」
(PDFファイル 容量約87KB)


ダウンロード用サンプル版
「リハビリテーションスポーツゲーム集」
(PDFファイル 容量約117KB)


リハビリテーション体育学科
創立10周年記念誌「風をあつめて」
(PDFファイル 容量約7.4MB)

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